普通の人間にすらなれなかったお荷物ビジネスパーソン日記

「普通」の人間にすらなれなかったお荷物会社員の日々 / いわゆる「氷河期世代」 / 惨めに野垂れ死にたくない

「普通になれない自分」に苦しむ

 「みんなと同じことがどうしてできないの!」ということを幼少の頃から言われ続けれきたのだが、当時は「それが何?」「別に悪いことしてないじゃん?」とは思ってたしそう発言もしていた。

 というか、自分は「みんなと同じ」に振舞えていると固く信じていた。自分は正常だと固く信じていた。自分の言動の具体的にどこがどうおかしいのか聞いてみても要を得た答えは返ってこなかった。どう?普通でしょ?

 ところが、年を経るごとに「自分は普通ではないのでは?」という現実に直面する。若いときに「普通ではない自分」を気取るのとは明らかに違う現実。

 例えば、同じような状況に直面したとき、自分と他人では感受性が違う。自分はショックをいつまでも引きずりがちなのにほかの人は堪えている様子もない。

 色々あって自分自身が病んでしまい、復帰はしたもののその後にも何回か追い詰められて、結局自分は「普通の人間」にすらなれなかった欠陥品なのだなという思いを強くした。

 そして周囲を見てみると、世の中や社会を見る目が自分と他人では明らかに違う。わかりやすく言うと、自分は卑屈にいじけきってしまい仕事に関するやる気を失っていた。「どうせ精神病院通院歴のある自分は人間扱いされないんだろ?」という認識に憑りつかれ、無気力状態が長く続いた。十年単位で人生をドブに捨てたという自覚がある。

 さて、もう若くなくなってサラリーマンとしてのアドバンテージをみすみす捨ててしまった私、この先どうなるのか。